水色の写真館

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ブッダと釈尊

歴史資料と伝承
 紀元前5世紀頃の古代インドでは,「仏陀」(buddha)は固有名詞としての釈尊を指すのではなく,目覚めた人,覚者の意味を持つ普通名詞であった.
 仏伝(仏陀の伝記)資料は,仏伝のみを記述している経典(仏伝経典)として『ブッダチャリタ』(馬鳴),『ラリタヴィスタラ』などの文献があるが,成立年代が釈尊滅後数世紀を経ていること及び,脚色・粉飾が著しいことから,原始経典(原始仏典)と言われている経典群の中から,伝記の史実部分を抽出し,歴史上の釈尊を浮かび上げようとしている.

*原始経典 

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4大仏跡地(古代東方インド)
 ルンビニー・・・・・釈尊誕生の地(ネパール南部ターライ地方)
 ブッダガヤ・・・・・釈尊成道の地(ボード・ガヤー)
 サールナート・・・・釈尊初転法輪の地 (鹿野苑
 クシナガラ・・・・・釈尊入滅の地(北インド

「八相正道」の種類について
① 降兜率天釈尊の前生(菩薩)が娑婆世界に降りる.
② 入胎シャキャ族マーヤー王妃の左脇腹から入り,体内に宿る.
③ 出胎ルンビニー園で,生母マーヤーの右脇からシッダールタが生まれ,7歩歩き「天上天下唯我独尊」と発した.
④ 出家四門(東西南北)から順に出て四苦(生老病死)に苦しむ人々を見て世の無常を観じ出家,修行求道者となる.29歳.
⑤ 降魔6年の苦行の後,ブッダガヤ菩提樹の下で禅定(瞑想),マーラ(悪魔)襲来を撃退する.
⑥ 成道時は12月8日35歳大乗歴に悟りを完成,ブッダ(覚者)となる.
初転法輪サールナートにて5比丘に初めて行った説法(=四諦八正道).5人が帰依して最初の仏弟子となる.
⑧ 入滅(涅槃)クシナガラにて入滅,80歳.

 

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