水色の写真館

暮らしの雑文

「コト」を提供するということ

観光のお話。
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観光は、観る、運ぶ、泊まる、楽しむ、食べる、体験するなどはコトを提供するサービスである。
基本対面型で、生産と同時にその場で消費される産業だ。
だから規模の経済性や効率性はあまり効かない。
もの特にITなどの無形物は複製コストがかからないので、単位コストは限りなく下がることになる。
しかし消費者は、そのような「もの」と「コト」の仕組みの違いなど関係ない。ものが安くなれば、コトにもそれを期待する。
特に食だ。東京ではたくさんの消費があるので、大量仕入れによる規模の経済性が働くし、強烈な競争原理が働く。
一方、地方においてサービス産業は規模の経済性は働かないし競争原理もあまり期待出来ない。
東京から地方に観光客を呼ぶ価格競争力ってどう組み立てていくのよ。