水色の写真館

暮らしの雑文

残心

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今日はあと味の悪い会議だった。

そういえば、昔読んだ本にこんなことが書いてあった。
「はなしが終わっても、ちょっと間をおいて電話を切る。たがいの顔を見ているつもりで、おじぎをするくらいの間をおいてしずかに電話をきる。
その無言の間が、心を通わせることになる。車を送るときも、車が立ち去るまで車内の相手を見送る。それが昔ながらの日本人の残心だ。」

何にても置き付けかへる手離れは恋しき人にわかるると知れ(茶道具から手を離す時は,恋しい人と別れる時のような余韻を持たせよ)

一期一会の心で客人をもてなし、見送ったあとの心得「余情残心」で客人が見えなくなるまで礼を尽くす。

別れ際ぐらいなんとかしたかったな。